中医学とは


「東洋医学(中医学)」は「中国伝統医学」の略で「“人の心と身体”の状態を総合的に診て“人”を診る」と言った考え方を持った医学体系です。

 

東洋医学(中医学)に基づいたオーダーメイド治療では「急性症状・不定愁訴・原因不明な症状」などへ対し、根本原因の把握と改善を行います。

 

そして「機能改善・体質改善」を図り、皆様のお困りの症状・病態の改善を目指します。

 

東洋医学(中医学)では「病(やまい)気を発症していないが健康からかけ離れた状態」や「些細なお身体の不調がある状態」を「未病の状態」と言い、早めに対応する事が大切であるとされています。

 

「過度なストレス・生活習慣の乱れ・気候/季節/生活環境の変化」などの負担から「未病の状態」になると考えられています。

 

皆様がご経験ある「首肩凝り・腰痛・痺れ」や「自覚症状はあるが検査で異常が見られない」などが「未病の状態」になります。

 

これらの状態は「身体が助けを求めているサイン」になり、早めに対応してあげる事が大切です。

 

「未病の状態」で早めに治療などを受ける事(=未病治療)は「心身の状態」を整え「病(やまい)気の発症」を未然に防ぐ事に繋がります。

 

それが「未病治療(=病(やまい)気の発症に繋がりうる要因追究)」となり「機能改善・体質改善」を図り「根本治療」へとなります。

 

「過度なストレス・生活習慣の乱れ・気候/季節/生活環境の変化」などをきっかけに「様々な症状が身体に現れる不定愁訴」や「原因不明な症状」いわゆる「未病の状態」に繋がると考えられています。

 

東洋医学(中医学)では「四診:ししん(望:ぼう・聞:ぶん・問:もん・切:せつ)」と言った独自の診断法を用いて、患者様お一人お一人の状態把握をし治療を進めていきます。

 

「お困りの症状・病態」をはじめ「生活背景・自然環境」などを踏まえ「心身の状態・体内エネルギー(気・血・水)のバランス・病(やまい)の性質/進行具合・患者様の体質」などを診ていき治療を進めていきます。

 

「西洋医学(現代医学)」では「MRI・レントゲン・血液検査」などの結果で病状を把握してお薬の処方などをしています。

 

東洋医学(中医学)は、西洋医学(現代医学)とは異なり病気だけを診て判断せずに、患者様自身を診て(=人を診て)総合的に判断し治療を進めていきます。

 

東洋医学(中医学)の独自の診断法である「四診(ししん)」とは「望(ぼう)・聞(ぶん)・問(もん)・切(せつ)」の4つの診断方法を指します。

 

-望(ぼう):目で見る-

施術者の目で患者様の姿勢・顔・舌などの状態を観察して体質を把握をします。

 

東洋医学(中医学)で舌は「内臓の鏡」と言われており「内臓の状態」を表しています。

 

色・質・形・舌苔(舌表面に付着する苔)の状態をご確認して体質を把握していきます。

 

-聞(ぶん):音を聞く-

施術者の耳などで患者様の声のトーンなどを問診と同時進行でご確認して体質を把握していきます。

 

-問(もん):症状を問う-

患者様のお困りの症状や病態をはじめ症状や病態の発生から経過などをお聞きしていきます。

 

また、お困りの症状や病態に間接的に結び付く情報であるその時の状況(自然環境:季節・気候)を踏まえてお聞きしていきます。

 

既往歴/家庭・仕事などの生活背景/精神状態/睡眠状況/食欲状況/お通じ/お小水/月経/出産 など

 

これらは患者様のお困りの症状・病態の原因に繋がる情報になりますので詳しくお聞きします。

 

-切(せつ):身体に触れる-

施術者の手で患者様のお腹・脈・肌・痛みのある部位などのご確認をさせて頂きます。

 

患者様のお腹・脈・痛みのある部位などへ直接に触れる事でお困りの症状や病態の状態・病(やまい)が進行具合などを把握します。

 

知り得た情報を整理し、東洋医学(中医学)で決まった治療原則より治療方針を組み立てていきます。

 

治療内容や全身にある経穴(ツボ)の選択などを患者様お一人お一人に合わせて治療をしていきます。

 

そして、人間が本来持つ自然治癒力に働き掛け、体内環境を整えていき「機能改善・体質改善」を図り「未病治療・根本治療」となるのです。

 

-東洋医学(中医学)の「“人の心と身体”の状態を総合的に診て“人”を診る」と言う考え方を持った医療体系-

 

-「未病治療・根本治療」となる患者様お一人お一人に合わせるオーダーメイド治療-

 

「急性症状・不定愁訴・原因不明な症状」など様々な症状・病態へと対応し、改善を図っていける理由はこうした所にあります。